サラリーマンの本業と副業を両立させる時間の使い方の極意(体験記その6)

セミナー講師体験記

前回のセミナー講師体験記その5はこちらから。

官公庁や民間企業などが、サラリーマンへの副業アンケート調査する項目の中に「副業をする上で、不安に感じる点」があります。常に上位にあがってくるのが「時間の不安」です。そのため副業に興味をもちつつも、行動にふみ切れないサラリーマンが少なくありません。私もその内の一人でした。しかし、副業をはじめて10年間になりますが(その内直近3年がセミナー講師業です)、逆に時間の使い方がわかり、本業にも活用できるノウハウが身につきました。

副業で得られた時間の使い方を知ったことで、そのノウハウを本業に活かし、残業時間が月間40時間から5時間までに減らし、副業の時間、自分時間を逆に増やすことができました。そのポイントが2つです。本業と副業を両立させるために「必要なこと、不必要ことの時間の切り分け」と、「副業の活動につかう時間を有効利用する作業の分解」です。では、2つのポイントをそれぞれご紹介します。

サラリーマンの副業、時間がないからやらない「損」

「必要なこと、不必要な時間の切り分け」が、できるようになった思考を学べたのが副業でした。

私は、10年前に副業をやろうと決めた時の不安は「時間の問題」でした。毎日20時ごろに退社し、帰宅は21時30分。休みは土日祝です。実際に本業と副業を両立できるか?が不安でした。収入を得られるかどうか以上に「時間がないのでは?」と、思っていました。そして、実際に副業をスタートしました。

当時は、某企業の健康食品をお店にメールでご案内する副業です。メールの原文を作成し、健康食品を取り扱うお店をリストアップ。そして、得られたメールアドレスに勧めるDMを送りました。(当時は規制がありませんでしたが、現在は、法改正によってメールDM送る際の規制があるので、ご注意ください)。反応が薄ければ、もう一度メール案内の原文を見直し、修正をしていくことをしていました。もちろん、それができるのは平日の夜か会社の休みの日です。

3ヶ月経過したころでしょうか?「時間がない」という意識は、想像や憶測による「思い込み」だ、という錯覚に気づきました。そもそも、時間の使い方・管理の理解が乏しかったのです。ある日、本業と副業を両立するための時間の使い方講座に参加した時、時間の管理には4つの領域があることを知りました。

サラリーマンと副業の両立に必要なことは時間制限がある前提の工夫

時間の管理には4つの領域があり、それぞれに目的があることを知って、すぐに取り入れました。上記の図が、時間管理のマトリクスです。図の例は、実際に私が実践した項目の一部です。

①第一領域・・・緊急かつ重要につかう時間(すぐやる必要がある時間)
②第二領域・・・緊急ではないが重要なことにつかう時間(将来のための投資時間)
③第三領域・・・緊急だが重要ではないことにつかう時間(あまり時間かけないように処理する時間)
④第四領域・・・緊急かつ重要でないことに使う時間(何も生み出さない無駄な浪費時間)

この時間管理のマトリクスは、「7つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィー氏が提唱した考え方です。

当時のことを思い出すと、けっこう④緊急でも重要でもない時間が多くありました。テレビ、ネットサーフィン、通勤時間(電車で寝てしまっていた)、何かのための待ち時間などです。④緊急でも重要でもない時間をつぶしていって、②緊急ではないが重要なことの時間を増やすようにしました。①緊急かつ重要③緊急で重要ではない時間は、できるだけ早く処理するように心がけました。

そして、気づきました。「時間は、使い方次第でコントロールできるのだ」と。これが、サラリーマンの本業と副業を両立するためのコツです。さらに、時間の切り分けができたら、制限された副業の活動時間をいかに効率的に使うか?が、課題となりました。そこで、私自身が工夫したことは、作業(タスク)の分解です。

本業の活用にもつながった時間の「切り分け」と「作業の分解」

②の緊急ではないが重要なことである、将来の利益を生み出すためにつかう副業時間が増えていったら、次に考えたことが「作業の分解」です。実は、1日のスキマ時間は累積すると、それなりの時間になっていきます。通勤時間、休憩時間などです。この時間を有効に活用するためには、副業の活動に必要な作業を分解します。例えていうと、記事を書く、案内文書を作成する場合、全てを同じ時間帯でやろうとすると、まとまった時間が必要になります。そこで、この作業を分解します。

記事を書くための「テーマ決め」「構成」「記事の執筆」といった具合です。「テーマ決め」と「構成」は、パソコンがなくてもできます。メモ帳などに書いたりできるので、通勤時間や休憩中などのスキマ時間に行います。「テーマ決め」「構成」が決まってしまえば、あとは、執筆するだけです。すでに「テーマ」と「構成」決まっているので帰宅後、パソコンで一気に書き上げるといった具合です。まとめて作業するとすごい時間がかかりますが、この作業の分解と、スキマ時間でできることの活用によって、むしろ時間短縮ができました。

私は、脳科学や心理学にも興味があり、その系統の本もよく読んでいるので、もう一つのメリットにも気づかされました。脳は、長時間同じことをしていると集中力が続かなくなる、という構造になっています。つまり、作業の分解をして取り組む時間も、細切れになっているので、その時々の集中力が維持できるのです。結果的に、全体の時間は短縮されているということです。

長時間同じ行動の作業は、脳にストレスを与えてしまうので、時間の使い方は、脳のことを理解していると有効だと思いました。この知識と経験が、本業にも活かされて、残業時間の短縮にもつながったのです。副業によって、学ぶことはとても多いです。特に、セミナー講師の経験から得られた知恵は、会社では学べないことがたくさんあります。副業を続けて、またセミナー講師という仕事に出会い、本当に感謝しています。

まとめ: 本業と副業を両立できる時間の使い方

副業には興味があるけど、「本業と副業の両立ができるか不安」「時間がない」という悩みは、思い込みであり(もちろん副業の種類にもよると思いますが、本業ありきで活動できる副業を考えた場合)、両立するための2つのポイントを理解し、意識して実践すると様々な場面に行かされることにもなります。

本業と副業を両立する2つのポイントとは、会社時間・プライベート時間・副業時間の「必要なこと、不必要なことの時間の切り分け」「副業の活動につかう時間を有効利用する作業の分解」です。必要なことの時間と不要なことの時間を切り分け、不要なことの時間は断捨離してください。そして、副業の作業を分解して、断捨離して増えた時間とスキマ時間に、ばらまいて分散すれば、短時間集中で取り組み続けられますので、是非、実践してみて欲しいと思います。

会社以外での学びは、新鮮で得られるものが大きいと思っていますので、知らないと「損」にならないよう、サラリーマンのあなたにもチャレンジして欲しいと思います。

次回の体験記その7では、セミナーテーマを経験上のことに決めたら、人生観が変わったことについて語りたいと思います。

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