あなたのセミナーに参加した方が、あなたの提供するサービスを今後も受け続けたい。そう思ってもらうためのセミナーの基本的な進め方をここではお話しします。さらにスキルアップするセミナー内容については、スキルアップ編でお伝えします。
最初は、基本の型をしっかりつかみとってください。セミナーを続けていくと、だんだんあなたのオリジナルに変わっていきます。では、セミナーの基本的な進め方のお話をしていきます。
セミナーは最初の「つかみ」で決まる
セミナー講師、最初のころの私は、「最初のつかみ」を知らずにさらっと進めていました。そのため、後のコンテンツ資料の話が、参加者の心に響いていないことに気づきました。知識やノウハウをただ伝えていたセミナーでした。参加者の顔や空気がパッとしていなかったのです。
私は、何処が問題なのかわからなかったので、当時教わっていたセミナーコンサルタントのセミナー講師養成講座に参加しました。36万円という高額セミナーです。そこで知ったのです。セミナーの開始前と開始直後の10分で全ては決まることを。最初のつかみとは、「自己紹介」の事です。自己紹介を見直しました。そして、セミナー後の個人相談が一気に数%から50%以上と増えていったのです。
セミナー開始前と開始後10分で決まる
私が3年前からしているセミナーは顧客獲得型です。後の個人相談につなげ、さらに会員制の「学び」を提供するサービスをしています。顧客獲得型のセミナーは、先生と生徒という関係性となり、信頼を得ることが最大のポイントです。情報や知識は、その後の有料サービスで教えればいいのです。
関係性を深めるセミナー開始前の雑談タイムと開始後の講師の紹介は大切なつかみです。雑談といってもセミナーテーマに関する質問をしたりします。そして自己紹介は、「あなたは何のためにこのセミナーをしているのか?」という経緯や想いを伝えることが重要です。
参加者が「あなたのサービスを受けたい」と思う最大の部分が「自己紹介」なのです。ぜひ、心に響く自己紹介を心がけてください。
相手がうなずくセミナーの話し方
自己紹介が終わったら、いよいよあなたのセミナーテーマを進めていきます。この時の注意点は、専門用語やわからない言葉は使わないようにしてください。セミナーに参加している方の知識量や情報レベルは、まちまちです。小学校低学年でもわかるレベルで言葉を選びましょう。
実は、シンプルな簡単な言葉や表現の方が、参加者もわかりやすく共感する部分でうなずき始めます、特に常識が非常識だったといった話がでると真剣に聴きます。さらに参加者に問いかけて答えてもらうような巻き込み型にすると、よりいっそう距離が近くなって、あなたを「先生」というケースが増えていきます。参加者との信頼を得ることに努めてセミナーを進めてください。
セミナーでのクロージングと振り返り
いよいよセミナー終盤です。あなたのテーマに興味を持ち始めている段階です。そこで最後に、個人相談やバックエンドへの提案をしてください。あくまで「提案」です。無理に勧めると営業になってしまい、参加者のトーンが一気に下がります。選択肢は相手にあると思ってください。
つまり、提案して選ばれるコンテンツや話し方を磨いていくことがポイントです。あなたのサービスをこれから受けたいと言われるようにスキルアップしてください。そのための振り返り(フィードバック)をする材料が「アンケート」に答えてもらうことです。必ず最後に準備していたアンケートに回答してもらってください。
その情報があなたのセミナーやクロージング力を身につける材料となります。
具体的なセミナーの実践・進め方ついては、セミナーラボ会員向けセミナー講師養成講座を開催しています。
次の記事では、セミナー開催するご案内「セミナー開催後」について、お話しします。
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