前回のセミナー講師体験記その7はこちらから。
最初のころ、セミナーだけ続けていましたが、3か月目ごろからセミナーに参加した方から個人相談の要望もあり、個人相談を受け付けるようになりました。相談を受けてアドバイスなどしている内に「私の過去と同じだ!」とういった場面が多々あり個人対面の形もセッションを取り入れました。
つまり、個人との対面でその方だけのワーク講義という形にしたのです。その結果、申し込まれた方の悩みや課題が浮き彫りになって、「受けてよかった!」と言っていただけるようになりました。そこで気づきました。個人セッションによって、その方の内面にあるものを気づかせられる効果があると。それから、セミナーとはアプローチの違う個人セッションにも力を入れました。
個人セッションの最大のポイントは「聴くこと」
最初のころは、一方的に話しながらアドバイスするといったスタイルをとっていましたが、的がずれているような違和感がありました。しかし、個人セッションを続けていくうちに、あることに気づいたのです。それは「聴くこと」です。セミナーでは、不特定多数の方に向けて「話すこと」が大切になっていきますが、個人の対面セッションでは、その人が抱える問題や悩みを「聴くこと」で、ピンポイントのコーチングができるようになりました。
「聴くこと」で相手の言葉に隠れている心理、過去の教育や環境によって思考に根付いている思い込みや誤解などが見えてくるようになっていきました。多くの方が気づいていない自分の思考によって生まれた問題や悩みをわかりやすく説き、気づきを与え、思考を変えるアドバイスで、悩みや問題への向き合い方や解決法が見えてくるようになっていきます。
思考によって今の人生がつくられている
多くの方の個人セッションを続けている内に、共通点も見えてくるようになりました。それぞれの方が抱える問題や悩みは、実に様々です。一人ひとり違う存在ですから、抱える問題や悩みも違うのです。でも、問題や悩みはそれぞれ違っても、その出どころは1つであることに行きつきました。それが「思考」です。
思考とは「考え方」です。一人ひとりの考え方には、それぞれの価値観によってつくられます。自分は何者で、人生で何を大切にしているか?というものです。アイデンディティーとも言います。友情、愛情、熱意、平和・・・様々です。そして、思考を形成しているものが、子供のころからの教育や環境です。その教育の最たるものが他人中心の「人に合わせる教育」です。他人中心思考によって今の人生がつくられ、そこから問題や悩みが生まれているのです。
他人中心思考から自分中心思考へシフトすることの必要性
逆に言うと、幸せで豊かな充実した人生を送っている方々も「思考」によってつくられた人生です。その方々も、他人中心思考の教育を受けて多く悩んでいました。しかし、何かのきっかけや機会でそのことに気づき、他者中心思考から自分中心思考へシフトして、自分軸の生き方を学び・思考に定着させる訓練を続けているから、幸せで豊かな人生をつくりだせているのだと実感しています。
今では、個人セッションを通じて、様々なことがわかってきたことへの対処法などのアドバイスのレベルアップのため、必要な知識を学び、情報を選別しながら吸収しています。そして、思考のシフトと定着(習慣化)のために必要なことは、「これからの時代に求められる
思考」にシフトするための反復学習できる場が必要だと確信して、コミュニティー型スクール「ライフビジョンスクール」を立ち上げて運営をしています。
まとめ:自分中心軸を持つことによってブレない人生軸がつくられる
自分中心という言葉を使うと、自分勝手な自己中というイメージがあります。言葉の意味や定義も大多数の人の解釈に合わせてしまうという「人に合わせる教育の弊害」だと思っています。私の言う「自分中心思考」とは、ブレない自分軸の価値観をもった考え方(思考)をしっかり持ち、社会に貢献するための知恵や形をつくりあげる「理念」であると考えています。
天災、災害、ウィルスなど社会環境が急激に変化していく時代だからこそ、大切にしたい自分中心思考であり、そのために人生が豊かになる思考のシフトをするライフビジョンスクールや講座、コーチングなどを通じてお手伝いすることが、私のミッションだと決断しています。
人生が豊かになる他人中心思考から自分中心思考へシフトする記事については、「思考のシフト」カテゴリでお伝えしていきます!
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